「糸魚川−静岡構造線」活断層情報ステーション
このウェブページについて
「糸魚川−静岡構造線活断層帯」は日本で最大級の活断層で、今後の地震発生確率が最も高い もののひとつと考えられています。このため平成17年度より文部科学省により「重点的な調査観測」 が実施されてきました。
このプロジェクトの中で名古屋大学をはじめとする変動地形研究グループは、「活断層がどこを通 り、過去の活動で大地にどのような痕跡を残したか」を明らかにしてきました。このウェブページは、 その情報をwebGISを用いて地震関連の研究者に提供するとともに、広く一般の方にも、活断層への 備え方について考えていただくための基礎資料として公開するものです。
ご利用に当たっては、資料の性格や確からしさ、および利用制限に関する注意事項を良く読んで いただきますようお願いいたします。
制作:糸魚川-静岡構造線断層帯 変動地形研究グループ(名古屋大学ほか)
協力:株式会社ファルコン、玉野総合コンサルタント株式会社、中日本航空株式会社
注意事項
ここに紹介する活断層は、変動地形学的な手法による活断層写真判読と現地調査により認定されたものです。1940年代〜2004年の間の様々な時期に撮影された航空写真を用い、地形に現れた活断層運動の痕跡を見出しました。既往資料も参考に現時点で最も妥当と考えられる情報を提示しています。
活断層の位置を計測する際にはデジタル航空写真測量技術を用いています。これにより、位置精度が飛躍的に向上し、断層運動による「ずれた量」の高密度な計測も実現しました。「なぜそこに活断層が認定されるか」という認定根拠と、「確からしさ」については地点毎で説明しています。ただし、活断層の位置を精度良く調べることは、それ自体が研究途上のテーマでもあり、さらに確実な位置の把握には、掘削調査も今後必要です。
「活断層がどこにあるか」という情報は地震防災の原点であるという観点から、現時点で知り得る情報を公開しています。こうした情報の提供は、1996年から刊行されている国土地理院の「都市圏活断層図」等で既に始まっており、その精神がこのホームページには引き継がれています。公開開始後においても、位置情報等が改善された場合には、適宜改訂し、最新情報の提供に努めて参ります。
本ページは自由にご覧いただけますが、その内容に関する知的所有権および著作権を放棄するものではありません。ご利用は閲覧のみとし、電子情報・紙情報を問わず無断複写・転載については、これを禁じます。また、個人や団体の損益に関わる参考資料としての活用は固くお断りいたします。
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